早明戦、なんで早稲田は負けた?

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日刊スポーツより

 12月1日に行われた関東大学対抗戦早明戦は、明治37-早稲田6で、早稲田大学の完敗だった。私はどちらもにかたいれしていないラグビーファンですが、早稲田ファンの立場にたって負けた理由を調べてみました。

 サンスポによると、「主力の欠場が響いた」ということでした。横にボールを動かして攻撃を継続するが、特に「縦に持ち込む突破役が不在」だったようです。

 1年から活躍する186センチ、98キロの大型CTB中野将伍(4年)がふくらはぎの肉離れ、ルーキーながらレギュラーに定着した相良監督の次男、FL昌彦は早慶戦で腰を痛め、ともに欠場。NO・8丸尾は前日練習で頭をぶつけ、本調子でなかったことが響いたようです。

 また、Sportivaによると、「勝敗を大きく左右したのは、スクラム、FW力の差」というようにFWで得点されることが目立ったようです。

 序盤、相手自慢の強力FW(フォワード)の押しに耐え切れず、立て続けにスクラムで反則をとられた。FWの平均体重が相手の105kgに対し、早大は102kg。とくに左PR(プロップ)の横山太一(177cm・107kg)が明大の右PR笹川大五(186cm・118kg)のウエイトをもろに受けた。

 早大HO(フッカー)の森島大智が「ヒットでは負けていなかったんですが」と顔をゆがめた。実直、誠実な4年生。

「組んだ後の第二波というか、後ろからの重さで自分たちが落ちてしまった。こちらの1番(左PR)が相手の3番(右PR)と後ろの重さにやられていました」

 早大スクラムのコラプシング(故意に崩す行為)からの PK(ペナルティーキック)をタッチに蹴られ、そのラインアウトからの連続攻撃で明大LO(ロック)の箸本龍雅に先制トライを奪われた。ディフェンス、とくに密集サイドのタックルが甘かった。

 もちろん、スクラムは修正していった。構える時、両FWの間合いを少し、短くした。森島が説明する。

「(相手との)距離を近くして、相手の当たりやすい距離ではなく、自分たちの姿勢をとりやすくして…。全体的に(相手の)重さでやられないように工夫しました」

 だが、それでも明大FWのパワーは凄まじかった。勝負の分かれ目となった後半序盤の10分間。開始直後、パントキックの好捕からつながれてトライを加えられた。その後、自陣の中盤あたりでの早大ボールのスクラム。これを猛プッシュされ、またも左PRの横山太一がコラプシングの反則をとられた。PKをタッチに蹴られ、ラインアウトからのドライビングモールをごりごり押されて、ゴールラインを割られた。

 ゴールキックも決まり、これでスコアは7-24となった。2トライ(&ゴール)以上の17点差。勝負の帰趨はほぼ決まった。

 そして、Rugbyrepublicでは、「明大は我慢比べに勝った」というように一つ一つのプレーで我慢強かったのでしょう。

 防御と同様、攻撃でも我慢比べを制した格好。殊勲の坂が言う。
 
「試合前から相手の防御は我慢強いとわかっていましたけど、自分たちも我慢強くアタックすればいつかほころびが起きると思っていました。逃げることなく、自分たちがやって来たことで真っ向勝負。最初に身体を当てた段階で自分たちのペースはつかんでいました」 この「真っ向勝負」が正面衝突に限らないのは、個々の動きと坂の言葉を振り返れば明らかである。

 日本全国から注目の大学選手権では12月21日準決勝から両チームの戦いが始まりますが、この日には早稲田の負傷者も復帰の見込みというので、もう一度明治と試合するなら、最高のプレーで勝利し大学日本一を勝ち取ってもらいたいものです。